ストレートネックは寝ているときの枕のつかい方や、寝ている姿勢を整えるとだんだんと改善していきます。
ひどい肩こりや首こり、頭痛やめまい、腕にしびれがあるようなストレートネックの症状は、眠っているときの睡眠時間を有効につかって、ストレートネックを改善していきましょう。
ブログの管理人 整体師の辰巳葉子です。
川崎市で整体院をしているタツミヨウコです。 ストレートネックや首の痛みに特化した専門の治療院を10年運営しています。10年で5000人超える方の首肩の痛みを解消してきました。
おかげさまで、口コミで予約が取れなくなり、新規のお客様は受付できない人気店となりました。今でも、施術の予約希望をいただくのですが、多忙についお断りしている状態です。
そのため、首、肩になやんでいる患者さんが、ご自身で解消できる方法をお伝えするために、このブログを立ち上げました。お役に立てればさいわいです。
ストレートネックは寝ているときに治す
わたしたちは起きているとき、首は重い頭をいつも支えていますね。
ストレートネックになると、首だけで頭の重みを支えているので、首も肩もカチンカチンになってしまってます。
その重みから解放させるのが横になった時なので、寝ているときがストレートネックを治すチャンスです。
肩こりや首コリがつらくて「もーなんとかしたい」と思って、整形外科に行っても、「ストレートネックです」といわれて、湿布やぬり薬を出されますよね。「ストレートネックになったら治りません」といわれたりします。
でもつらい肩こりや首こりは治したいと思いますよね。そんなつらい肩こりや首こりが、寝るときにちょっと工夫するだけで、朝起きると軽くなります。そのためには寝ている間に「首が楽に感じる状態」をつくってあげる必要があるんですね。
これから紹介する「寝るときに気をつけてほしいこと」をやってもらうだけで、みるみる「首が楽に感じる状態」になります。
とても簡単で誰でもできます。
ではさっそくやってみましょう!
ストレートネック-寝るときに気をつけること その1
バスタオルを1枚用意して、以下の動画を見ながら今すぐやってみましょう!!
【動画】ストレートネック タオル枕のつくり方
首の正常な形に整えるために、タオル枕をくつって首にあてます。
ポイント
- あおむけに寝て、しっかりと首を下から支えること。
- はじめのうちは5分くらいやってみて、慣れてきたら時間を延ばしてみる。
タオル枕は柔らかいので、刺激が強すぎずに首を下から支えてくれます。
いきなり長い時間をタオル枕で寝てしまうと、ひどいストレートネックだと刺激が強すぎて寝違えが起こることがあります。
少しずつカラダを慣らしていくことから始めましょう。
タオル枕の感想-50代女性 静岡県
そのとき気分が悪くてむかむかしてたんだけど……、
動画を見ながら、タオル枕をつくって首の下にいれてあおむけに寝たら、
首からボキっとおおきな音がしてびっくりしました。
そのあとなんだか息が吸いやすくなって、
眠くなって20分くらい深く眠ってしまいました。
起きたら顔色が少し良くなった気がしていて、
ゆっくりだけど首が動くようになっていました。
ほんの短い時間やったんだけど、気分が悪いのが治って楽になりました。
首をギックとしてしまって、
そしたらカラダが固まってしまって、
右側がむけなかったんだけど、
タオル枕をして寝たら朝には治っていました。
ありがとうございます。
いかがでしたか? バスタオル1枚あればすぐにできます♪
すこしでも肩こり・首コリが楽になっていただけたら、うれしいです。
すぐできるバスタオルでつくる枕療法はこちらかで詳しく書いています。
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ストレートネック-寝るときに気をつけること その2
【動画】ストレートネックの寝る前の1分間ストレッチ
寝る前の1分間でどのように緊張を解くのか、動画で紹介します。【動画1分16秒】
起きているときの首には頭の重みがかかっていて、肩には腕の重みもかかっています。
頭は体重の10%くらい。(50kgの人は5kgくらい)
腕は片方で3kg~5kgあるので、両腕だと6kgは超えますね。
その重みが肩と首にかかっているので、筋肉はすごく疲労した状態になっているんです。
この動画のストレッチをすると、筋肉をギュッ~!!と縮めることになるので血行が良くなります。
良くなった血流は、たくさんの酸素を筋肉に運んでくれるので、コリをほぐして老廃物を流してくれるんです。
- あおむけに寝ます
- カラダの力を抜きます
- ゆっ~くりと両方の肩を耳にちかづけていきます
- ぎゅ~っとベッドに両肩を押しつけて胸を開いていきます。
このときに肩甲骨どうしがくっつくイメージです - 脱力して1分感くらいこの形をキープするような気持ちで寝てください
そのあとは、あまり緊張せずに好きな形で寝ても大丈夫です。
動画でもあるように、寝るときのほんの1分くらいのこの体操をすると、肩と首との緊張がとれます。
起きているときの頭と腕を支えている首の肩の筋肉をリラックスさせるストレッチです。
緊張がとれると筋肉が柔らかくなるので、血流が良くなったり、酸素が行きとどきます。
カチカチだった「首が楽な状態」になっていきますよ。
体験談のご紹介
若いときから肩こりと首コリに悩まされていて、しびれもでてきてしまった43歳女性の体験談をご紹介します。
寝方をかえたら手のしびれがなくなった?!≪43歳 女性 石川県≫
よくマッサージや整体とかにいってたんですが、
1年くらい前から右の肩から指先までがしびれてきていました。
いつもの肩こりと違ったんで、怖くなって整形外科でレントゲンをとってもらったら「ストレートネックになっているから」と言われたんです。
ときどき頭痛もしたり、
ひどくなる前に頭痛薬をのむと少し楽になってたんだけど、
手のしびれは薬を飲んでも治らなくて困ってました。
マッサージとかにいっても、その時はちょっとよくなった気はするけど、しびれは全然とれなくて、いつもジーンとした感じが続いてました。
こちらのブログにのっていた動画
「ストレートネックのタオル枕」「寝る前のストレッチの動画」
この2つを5日くらい続けてみたら、今日の朝起きてみたら手のしびれを忘れていました。
なんだかうれしくてお知らせしたくなってしまって、メールをしました。
寝るときの姿勢をちょっと変えるだけで、手のしびれがほとんどなくなったのにはびっくりしています。
それと気のせいか、手先がいつも冷え性で冷たかったんだけど、すこし温かくなった気もしています。
ありがとうございます。
もうひとり55歳男性の体験談をご紹介します。
五十肩といわれてたけど、枕をかえたら眠れるようになった!≪55才 男性 千葉県≫
左側の首から肩が痛くなってきて、
ゴルフができなくなったと思ったら、
左手に力が入らずにカバンが持てなくなりました。
忙しくてほうっておいたら、痛くて左腕があがらん状態です。
それと左側をかばうので右肩もこって疲れが抜けないんです。
夜2時ころになると、肩が痛くて目が覚めてしまい、そのあとなかなか眠れないので寝不足が続いてます。
病院で痛み止めの注射をしたけど、すぐ痛みが戻ってきて、まだカバンが持てません。
腰痛もあるので、いつも痛い左側を上にして、右をむいて横向きに寝ています。
困ったなと思った時にこちらの動画を見つけました。
動画を見ながら、「タオル枕」と「寝る前のストレッチ」をやってみたら、その日のうちに痛みが減って夜中に目が覚めなくなりました。五十肩だけでなく首も良くないんだなって思いました。
それまで横向きにしか寝られなかったけど、1分ストレッチをしたらあおむけに寝られました。それから寝るときもなるべくあおむけになるようにすると、たいぶ肩の痛みが楽になったのは不思議なかんじです。
痛み止めの注射は効かなかったけど、この動画ならすぐできるし、自分にあっている気がします。これからも続けてやってみます。
こちらの男性のように、横向きにしか眠れないとか、寝返りを打たないでじぃ~っとかたまって寝ている人が増えています。
【動画】あおむけに寝られないというひとはやってみよう♪
ストレートネックで首まわりが固くなっている人は、腰も連動して硬くなっていることがあります。
腰の固くなると腰痛になるので、腰のまわりの筋肉を柔軟にするとあおむけに寝られるようになります。
- きもちがいい~と感じる程度にゆっくりと動かす。
- 「痛いな」と思ったら、痛くない方に動かす。
- いきおいをつけて動かしても効果はない。
反り腰や腰痛であおむけに寝られない人は、バスタオルを4つ折りにして、ひざの下に入れてみましょう。
バスタオルを入れると膝が曲がり、腰の筋肉がゆるむので腰痛や反り腰を緩和してくれます。
首と腰は連動しているので、どちらかが悪くなると両方悪くなる場合も多くあります。
反対に、どちらかが良くなると、両方良くなる場合もあるのです。無理はいけませんが、バスタオルをひいて少しカラダが良くなる感じがあったら続けてみるといいと思います。
ストレートネックはどんな寝方をしたら良い?
ストレートネックの状態は、首がまっすぐになっているので、肩や首が常に緊張した状態です。
ストレートネックを治すには、寝るときにその緊張をといて眠りにつくのが大事です。
首の緊張をとくには、頭に枕を当てるのではなく、首を下から支えるように枕をするのが良いです。
首の骨のS字湾曲を整えて「首が楽な状態」にするためです。そうするとあおむけに寝るのが1番ストレートネックに良い寝方になります。
ストレートネックには使っている枕も大きく関係してきます。
枕の高さや硬さなど、自分に合うものを選びたいですね。
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ストレートネックは横向きで寝てもいい?
いつも同じ形で寝るのがクセになっていて、ずっと横向きでしか眠れないという方が多くいます。
首がまっすぐのストレートネックになっていると、あおむけに寝るのが息苦しく感じる場合があるからです。
けれど、横向きの寝方はストレートネックにはあまりよくありません。横向きで寝たときの肩幅の高さと、枕の高さがあっていないと、よけいに首に負荷がかかってしまいストレートネックが悪化してしまうのです。
あなたはどんな寝方が気持ち良いですか?
- あおむけ
- うつぶせ
- 右むき
- 左むき
- 丸まって寝る
- いつもバンザイして寝ている
など、寝心地の良さは人それぞれだと思います。
あなたはいつもどんな姿で寝ているのか? 気がついていますか?
腰痛があるとあおむけに寝ると腰がつらかったりします。両手バンザイで寝ている人は、慢性的な肩こりです。バンザイすると肩の筋肉がゆるむので、無意識にやってしまうんですね。
ストレスがあって、カラダから力が抜けないでいると、はじめに寝た形のまま、ずっと朝までじぃ~~っと固まって寝ています。いっさい寝返りもせず、歯を食いしばり、眉間にシワをつけたまま寝ていたら、まったく疲れは取れないばかりか、よけいに疲れてしまいますよね。
ひとは寝返りをうって、いろんな姿勢をしながら寝ることで疲れをとります。
あなたはどんな寝方をしているでしょうか?
寝返りをうつことでカラダから疲れがとれる
寝ている間に疲れをとりたいので、カラダは自然に楽な形になり、いろいろ動き回ります。これが寝返りですね。
子どもの頃はカラダが柔らかいので、寝ている間に時計の針のように一周まわって、朝にやっと元に戻っているなんてことは良くありました。これは寝ている間に、カラダのゆがみをとったり、疲れをとったりしているのでたくさん動き回るんです。
寝返りをうったり、いろいろ動き回るのは、自然な生理反応なんです。大人になるとカラダがゆがんだり、いろいろなクセがついて、寝返りが打てずにいつも同じ格好で寝るひとが増えています。じぃ~っと同じ形で寝ていることは、カラダから疲れがとれないということなんです。
カラダにとっても、体重や体圧を分散させるためには、ときどき寝ている体位は変えたほうが良いといえます。それには寝返りのうちやすい枕を選んだり、寝返りしやすい寝姿勢でねることが大事になってきます。
【まとめ】ストレートネックを治す寝方
ストレートネックは頭の下に枕を置くのではなく、枕で首を下からしっかり支えてあげて、首のS字カーブを整えて「首の楽に感じる状態」にすることが大切。それにはあおむけに寝る時間をふやすことで改善していきます。
横向きでしか寝られない人も、動画で紹介している「寝る前の1分間のエクササイズ」と「腰をやわらかくする体操」をするとあおむけに寝られるようになります。毎日の習慣にすると、だんだん肩こりも首こりも楽になっていくので、ぜひ試してみてくださいね♪